校長メッセージ
3つの「けん」で
信愛の精神を育む
140年あまりの歴史を持つ大阪信愛学院は、保育園から大学までの総合学院です。小学校は、1952年に開校し、創立者の思い、建学の精神をもとに一人ひとりの子どもととことん関わっています。神様が、すべての人を気にかけてくださるように、子ども達に寄り添うことを大切にしています。小学校の6年間は、成長するためにとても重要な時期です。一番成長する時だと思っています。学校における基礎基本は、木で例えるなら、大木に育つための根っこの部分に栄養を与えることと同じです。木が成長するためには、水や肥料、太陽の光が必要です。私たちは子ども達の成長のための基礎基本を身に付けさせ、しっかりと考える子ども、社会に出て活躍できる子どもに成長できることを願っています。
私たちは、めざす児童として3つの「けん」をかかげています。「賢」なる子は、信愛独自のカリキュラムで主体的に学び、やる気を引き出し、可能性を最大限に伸ばす教育を行い、子どもに確かな学力と判断する力を身に付けてもらいます。「謙」なる子は、感謝と思いやりの心を養い、広い視野で行動する力、輝いて生きる力を育て、子どもに謙譲の美しさと奉仕の尊さを身に付けさせます。「健」なる子は、学校生活の中で体に健やかさと心に潤いを与えます。このように教師一人ひとりが子ども一人ひとりを見守り、成長の手助けをしています。
新約聖書の中でイエスは、「私があなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。」とおっしゃいました。自分のことだけでなく、他者に目を向けて、お互いのことを考えて行動することができれば、子ども達の成長にもつながります。
私たちは、マリアの心、創立者の心を受け継ぎ、子ども一人ひとりをかけがえのない宝として押し戴き、とことん関わり手塩にかけて育てます。
- 大阪信愛学院小学校
校長 - 川端 博之